アトピーになったら漢方治療で改善を

アトピーは、今多くの人が苦しんでいる疾患です。いろいろな原因があり、現代病とも言えるのではないでしょうか。特に食べるものにもいろいろな添加物がたくさん使われています。

またシャンプー-や石鹸、化粧品など体に付けるものも添加物、石油製品、化学物質でいっぱいです。その上、大気汚染などもアトピーの原因になるものはいっぱいです。

そしてアトピーはもともと遺伝子を持っている人がなりやすいと言われています。その眠っている因子を起こしてしまうのは、いろいろな現代ならではの要因ではないでしょうか。

そこで本来の治療法もまだはっきりせず、原因だって実際はまだまだ解明されていませんとりあえずアレルギーを抑え、炎症を抑え、痒みを抑えるという治療にも、もう限界がきたのではないでしょうか

そこで漢方治療によってアトピー体質から改善していくことが見直されています。時間はかかっても、しっかり改善することができるのではないでしょうか。

また痒みが出たときには漢方薬でも抑える軟膏もあるので、ステロイドに頼ることはないのです。

これからのアトピー治療は、西洋医学に頼らず漢方治療がおすすめです。また乳酸菌などによって、腸内から免疫細胞を活性化させることも今注目されています。

これらを両面から考えて、薬を使わない治療を行いたいものです。もうステロイドを体に入れることは避けたいもの。もっと基本的なところをしっかり替えていくようにしましょう。

アトピーに効果のある漢方について

アトピーに悩んでいる人の場合、もちろん原因を検査してアレルゲンを食べない、触らない、吸い込まないという注意も大切です。しかしそれだけではなく体質を改善することも重要となります。

アトピーを完治させたいと思っても、皮膚科だけではアトピーの悪化を抑えることと、今の症状をステロイドで抑えるということが中心です。そのため完治することがなかなか難しいこともあります。

しかし漢方薬で体質を改善することで、アレルギーがだんだん良くなっていき、最終的に時間がかかっても完治することも期待できるのではないでしょうか。

最近では病院でも西洋医学的な治療をしながら、東洋医学である漢方薬の処方を行っているところも増えています。

また個人的にも漢方薬局などでは、その人にぴったりと合った体質改善の漢方薬を調合してくれます。またある程度体質別に、調合されたものもあります。

特別オーダーの服と、既製服のようなものです。やはり特別オーダーのものは自分にぴったりあったものですが、価格的には高くなります。

逆に既製服的な体質別に作られたものは、手軽な価格と言えそうです。ただし漢方薬の場合、即効性が弱く体質改善からしっかり土台を替えていくという考え方なので、どうしてもすぐに変化を求めていると続かないでしょう。

気長に飲み続けることで、大きな変化が出てくるというものです。

そしてアトピーの場合、すぐに変化を感じられる薬はステロイドのように、無理にその場を抑えるだけのものとなります。結局、本当に完治したいのであれば、じっくりと体質改善していくことが重要なのです。

アトピーの痒みを減らす漢方塗り薬について

アトピーの人が痒いがひどいときにはステロイドを塗ります。ステロイドは確かに痒みや炎症を短時間に抑えてしまいます

しかしそれだけリバウンドも大きく副作用が強くなるのです。そのためできるだけステロイドを使いたくないと思うのも当然です。

また肌の保湿も重要なことであり、塗り薬には保湿成分の塗り薬と痒みや炎症止のステロイドの2種類を処方している病院もありますが、痒みの予防として保湿剤にステロイドが配合されているものを処方している病院もあります。

しかしできるだけステロイドを減らしたい場合は、まず保湿剤の塗り薬と、痒みのための塗り薬を別々にして、痒いときには漢方の塗り薬を使うようにしてみてはいかがでしょう

特にアトピーの場合は、西洋医学では完治が見えないということで、漢方など体質改善をしっかり自分なりに行っている人も多いと言われています。

そんな中、ステロイドを使いたくない人は漢方の塗り薬に頼りながら、体質改善に力を入れている人も多いのです。

特に西洋医学に頼り切れない理由は、西洋医学でも改善する方法がまだ見つかっていないということにあります。

そして副作用の危険なステロイドを使わざるを得ないという現代の西洋医学に、強い不安を抱く人が多いのも当然ではないでしょうか。

漢方の塗り薬はそんな人たちにも使われているものです。少しでも薬を使わず、アトピーというまだまだ未知の部分の多い疾患に立ち向かうためにも、漢方の塗り薬はとても心強い味方ではないでしょうか

アトピーの子供には漢方だけでなく乳酸菌も

アトピーの人は体質改善するためにも、漢方薬を利用する人も多いと言われています。もちろん病院でも漢方を処方するところも増えています

つまり西洋医学と東洋医学の良いところ取りといったところでしょうか。しかしこの現状は、アトピーをしっかり完治させる手立てがないということでもあるのです。

しかし漢方だけでなく、最近は免疫細胞を活性化することがとても重要だと分かってきています

そこで特に小さい子供には漢方薬より乳酸菌を摂取させることで、アトピーの改善にも良いと言われています。元々免疫細胞の多くは腸内に存在しているということも解明されています。

そして乳酸菌の研究によって、乳酸菌の中でも免疫細胞を刺激し、免疫細胞を活性化できる乳酸菌も発見されており、アトピーなどのアレルギーに働いてくれる乳酸菌のサプリやヨーグルトも出回っています

子供に限らず大人にもおすすめ。しかし特に子供は漢方よりおすすめとも言われています。ヨーグルトなら喜んで食べてくれるのではないでしょうか。

漢方によるアトピー体質改善と痒み予防

アトピーは一度発症してしまうと、なかなか治ることが難しく時間が掛かってしまいます。そして肌のトラブルをなんとかなだめながら、実際は体質から変えていくことが大切です。

現在アトピーの特効薬というものはなく、なんとか症状を抑えるという治療のみ。その中でも最も効果があるステロイドは副作用も強く、できるだけ使いたくないというのが現状です。

そこで今多くのアトピー患者が注目しているのが漢方薬ではないでしょうか。とにかく体の中から体質を改善し、皮膚からはできるだけ痒みを抑え、乾燥をさせないという方法です。

漢方の場合はその人その人の体質に合わせたものとなります。また漢方医や漢方薬剤師によって、その人に合わせて作ったオーダーメードの漢方薬と、ある程度体質に合わせた既成の漢方薬があります。

確かにオーダーメードは自分にぴったりですが価格的に高くなることも。その点体質別にいろいろな生薬が混ざっている既成タイプの方なら低価格で手に入ると言えます。

そこでここでは既成の人気漢方薬のご紹介をしたいと思います。

黄連解毒湯(おうれんげどくとう)

 

ツムラから「ツムラ1015 黄連解毒湯 24包 12日分」が発売、定価3240円(税込)。他にもクラシエなど他のメーカーからも出ています。比較的体力があり、のぼせ気味で顔色が良く、短気、イライラしやすいタイプの人におすすめ。黄連(おうれん)黄ゴン(おうごん)黄柏(おうばく)山梔子(さんしし)などが配合。精神不安、不眠症、のぼせ、イライラ、そして皮膚炎、湿疹、アトピーなどの体質改善に効果があります。

荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)

 

幾つかのメーカーから発売。ツムラからは、ツムラ1050 荊芥連翹湯 24包 12日分が発売、定価3240円(税込)体力は中等度程度以上あり、皮膚が浅黒いタイプで、手足先に汗をかきやすいタイプにおすすめ。蓄膿症、慢性鼻炎、炎症を伴うにきび、湿疹(アトピーなど)に効能があります。黄?(おうごん)黄柏(おうばく)黄連(おうれん)桔梗(ききょう)など17種類の生薬がブレンドされています。

当帰飲子(とうきいん)

 

ツムラや松浦漢方、クラシエなどから発売。クラシエ漢方当帰飲子エキス顆粒「クラシエ」 24包は、定価2592円(税込)です。カサカサ肌を改善し、痒みを抑える働きがあります。体力のあまりないタイプにおすすめの漢方薬です。当帰(トウキ)川きゅう(センキュウ)地黄(ジオウ)芍薬(シャクヤク)など10種類の漢方薬が含まれています。

十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)

 

ツムラやクラシなどいろいろなメーカーから発売されています。クラシエからは、十味敗毒湯エキス錠クラシエ 180錠、定価4104円(税込)。じんましんやアトピーなど、化膿性疾患に特に効果があると言われています。体がまあまあ元気で化膿しやすい体質の人におすすめ。化膿を抑える柴胡(さいこ)桔梗(ききょう)甘草(かんぞう)樸?(ぼうそく)が配合。また痒みを抑える働きの荊芥(けいがい)防風(ぼうふう)川きゅう(せんきゅう)独活(どっかつ)なども配合されています。

白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう)

 

帝国漢方製薬、ツムラ、クラシエなどで発売。クラシエ白虎加人参湯エキス錠は定価1340円(税込)体の熱を冷まし、痒みを抑える働きがあります。鎮静作用や消炎作用のある石膏。ゆり根やニンジンによる鎮静作用、アレルギーに働く甘草などを配合。アレルギー体質を改善していくためにおすすめです。特に火照りの強いタイプに向く漢方薬です。

紫雲膏(しうんこう)

 

ウチダ和漢薬、クラシエ薬品、小太郎漢方製薬、松浦漢方、山本漢方製薬などから発売されています。メーカーによってサイズもいろいろですが、例えばウチダ和漢薬の50gボトルで定価1380円。アトピーの予防と改善のため肌に塗る軟膏です。かゆみ止め、保湿などにも働きます。江戸時代の名医「華岡青洲」創案の軟膏です。解熱、殺菌、消炎作用で知られている紫根と、血行促進、鎮痛、潤肌作用の当帰をゴマ油や蜜ロウ、豚脂などで組み合わされています。

太乙膏(たいつこう)

 

メルスモン製薬、協和新薬などいろいろなメーカーから発売されています。協和新薬の「太乙膏 48g」は、48gで定価1728円(税込)すぐれた殺菌力のある酸化亜鉛を配合、アトピーにもおすすめの皮膚疾患治療軟膏です。湿疹(くさ)、火傷(やけど)、とびひ、ひび、あかぎれ、ただれ、きりきず、擦過傷(すりきず)、靴ずれ、かみそりまけ、凍傷などに効果があります。

中黄膏(ちゅうおうこう)

 

松浦漢方など幾つかのメーカーから発売。松浦漢方からはベルクミン(中黄膏)20g定価1188円(税込)。オウバク、ウコン、ごま油、ミツロウ、豚脂などが配合された軟膏です。ただれ、火傷、痒み、あせも、アトピーなどにおすすめ。赤みのあるぐじゅぐじゅアトピーに効果的です。紫雲膏と同じく華岡青洲が「黄連膏」という軟膏を改良して作られた漢方軟膏

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